2023年朝ドラマ「ブギウギ」で注目されるシーンの一つとして、OSK日本歌劇団に所属する笠置シヅ子さんのステージシーンじゃないでしょうか。
ですが、濃いメイクと派手な衣装と歌やダンスのステージショー。
どちらも女性歌劇団という共通点からOSK日本歌劇団と宝塚歌劇団の違いって何?と思う方も少なくないでしょう。
OSK日本歌劇団にの歴史や違いについてまとめました。
OSK日本歌劇団とは?
1922年にOSK日本歌劇団の前進、松竹楽劇部として創設されました。
2003年5月に一度解散されましたが、同年8月に団員たちによって「OSK日本歌劇団存続の会」が継続的に活動を行い翌年4月に「New OSK日本歌劇団」として再結成。
そして2007年に現在の名称「OSK日本歌劇団」になり、2022年には創立100年という歴史のある女性歌劇団なのでした。
ドラマ「ブギウギ」の中でもOSK日本歌劇団の代名詞と呼ばれている「ラインダンス」が披露されます。
ズキズキワクワクの準備に!
— NHK大阪放送局 (@nhk_osaka_JOBK) September 28, 2023
来週スタート!
「ブギウギ」スペシャル💃
9/29(金)午前11:05~[総合・関西/香川/青森]
※放送後、NHKプラスで配信予定
【スタジオゲスト】翼和希
【VTR出演】趣里 澤井梨丘
ヒロイン鈴子のモデル・笠置シヅ子さんが所属していたOSKの魅力と歴史も!#ブギウギ pic.twitter.com/YZbW1VburB
OSKトップスターは楊 琳 (やん りん)さん。
娘役トップスターは舞美 りらさんと千咲 えみさんとなっています。
OSK日本歌劇団と宝塚歌劇団の違いとは?
そもそもOSK日本歌劇団というのは宝塚歌劇団の成功を受けて、宝塚のスタッフを集めて誕生したのがOSK日本歌劇団の前進、松竹楽劇部なんだそうです。
OSKは親会社や本拠地が度々変わっている
宝塚歌劇団は阪急電鉄を親会社とし、一貫して経営を続けていますがOSK日本歌劇団は何度も経営会社が変わっています。
どちらも関西で活動されていたので「歌の宝塚、ダンスのOSK」と呼ばれていました。
しかし、松竹学劇部が東京にも新しい楽劇部を作る際に、大阪での活動が少なくなってしまいました。
その時に宝塚歌劇団が東京に向けてしっかり体制が整ってから東京に進出してきた為、宝塚歌劇団の方が組織が大きくなっていたという訳なんですね。
女性だけの芸能、短髪の男性役はOSK発祥
少女歌劇団がブームだった日本の中で、女性だけの芸能であったり短髪の男性役は松竹歌劇団(OSK日本歌劇団)が発祥だったそうです。
今は「男役」というのは女性歌劇団の中で当たり前になっていますが、先に舞台で演じていたのはOSKが先だったんですね。
パクリではなく似ているのは当たり前
宝塚歌劇団のスタッフを集めて松竹楽劇部(後のOSK歌劇団)を作ったのだから似ているのは当たり前ですね。
成功した例を並行展開するのはビジネスにおいて当たり前なことですよね。
安易に「〇〇は宝塚のものだ!」「〇〇はパクリ」という発言は悲しい表現になります。
OSK日本歌劇団と宝塚歌劇団の違いについて見解
OSK日本歌劇団も宝塚歌劇団も関西から始まり、日本トップの歌劇団として現在も受け継がれていますね。
どちらも歴史があり、魅力があるので知った上でもドラマを楽しみにしたいと思います。
「ブギウギ」ドラマ主人公のモデルである笠置シヅ子さんは宝塚歌劇団を受験し、落ちたという経緯がありますが、そこからOSK日本歌劇団でトップに上がるまでの模様が放送されるのますよ。
まとめ
OSK日本歌劇団と宝塚歌劇団の違いについてまとめました。
現在劇団員の翼和希さんもドラマに出てくるので、そちらも注目したいと思います。
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